米澤穂信 『 ボトルネック 』

もし母親が流産してなく、自分ではなく姉が生まれていて、自分が生まれていなかったら世界はどう変わっていたか。
今の自分の世界と比較した、パラレルワールドを描いた作品。
自分はなにもかも周りが不幸に見舞われているが、姉の世界では兄も恋人も生きている。そんな事実をつきつけられて悩む主人公。といった内容なので、意外と全編的に暗いっす。