須川邦彦 『 無人島に生きる十六人 』

暑いねぇ。溶けるねぇ。こういう時は頭も使いたくないですねぇ。そんなこんなで、やっぱ夏はこういう本が一番です。これは明治時代に本当にあった漂流話で、遭難したときの工夫がいっぱい詰まってて面白かったです。これで初めて知ったんですが、小笠原諸島って、もともと外国の捕鯨基地で日本の領土になったとき、そこに住む人たちはみんな帰化したってこと。もともと捕鯨だったので、ハンターから「範多」って名前にしたとか、その辺も含めて面白かったです。正覚坊(ウミガメ)がうまいとか、動物保護団体が文句いいそうな中身ではありますが(笑)