荻原規子『 空色勾玉 』

ファンタジーが読みたいとき、絶対的にこの本を手に取ってしまうのです。宮崎峻がジブリ映画を作ってもおかしくないようなかんじとでもいいましょうか。日本神話を元にしていて、光とともに永遠に生きる男神と、闇とともに死んでも何度もよみがえる女神の憎しみあいの世界を舞台にした、その間を生きる「水の乙女」の話です。