恩田陸 『 図書館の海 』

この人の短編集を初めて読んだ。
10篇の短編の中には「夜のピクニック」と「六番目の小夜子」の番外編のような特別編があって、ファンにはたまらない感じ。この中で一番ヒットしたのはホラーである「国境の南」。しがない喫茶店で、微量の砒素を溶かしたお水を淡々と常連客に飲ませて殺す話。こえぇぇ。
バラエティに富んだ短編集なので、かなり楽しめました。