瀬戸内寂聴 『 花芯 』

まだ若かりし頃、瀬戸内晴美だったころに書いた短編小説集。全部、女性が主人公で、50年も前によくこんなの書くことを許してくれたなぁと思うほど、妖艶で自分を貫いているような女性たちが出てきます。こういうのが書けるからこそ、今の瀬戸内さんがあるのだなーという感想をもった一冊でした。