角田光代 『 太陽と毒ぐも 』

面白かった。というか、もうねぇ周りにいる感じの短編小説(笑)主人公が30代、ちょっと変わっていてそのちょっとした性格というか、癖のせいでの小さい諍いばかりを集めた小説。周りから見れば、くっだらないことだけど、本人たちはすっごい重要視しているような。たとえば、風呂に入らないとか、酒癖が悪いとか、食が合わないとか、でも他の人と違ってこの人は、ここの部分はちょーー合うんだよねという、そういう男女の小さい話なのです。